748人が本棚に入れています
本棚に追加
すると遠くからか騒がしい音がする。段々近づいて来て紫婀は不安そうにバッグを持ち構えた。
馬に乗った黄色い頭巾をつけた男が数人現れた。紫婀は手を振った。
「すいません!」
男達は紫婀を取り囲む。
嫌な予感はしたが状況確認が優先だった。
「なんだ……変な服きてんなー」
「けど極上ですぜ」
「あの、此処は何処なんですか?」
「此処か?我ら黄巾の領地よ!」
「抗菌??」
訳がわからない紫婀はまた質問をした。
「村とか人気がある場所を教えてください」
「へへ、いいぜ」
着いてきな、と言われ徒歩でついていく。
人に会えた嬉しさを紫婀は噛み締めていた。
最初のコメントを投稿しよう!