長き旅の始まり
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「お?逆らうなら容赦せん」 ガクガク震える紫婀を鼻で笑う。 「許せない……最低!!」 刀を握るのが初めてな紫婀は握り方もいまいちだった。 「私は貴方を許さない!!」 叫んだ途端刀が光る。飾りとしてついていた玉が赤くなった。紫婀は何かに操られたように勝手に躯が動き男を切り裂いた。 「うぎゃああぁ!」 紫婀は冷酷な顔をしていた。 次々に黄色い頭巾の男を薙ぎ倒す。 まるで舞っているかのように見えた。
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