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横に座った一真があまりにも淡泊いい、その言動とは裏腹な腕が茜の肩を抱く。
「……ずいぶんストレートだなぁ。じゃなくて……、大体、私とお前はいつそういう仲になった!なのに、結婚だぁ?」
そういう問題でもないのだが、茜は一居候のつもりでいた。まぁ、そりゃ一真は好きだし、愛してるかと言えば“イエス”だが、それとこれとは話が違う。
華になるというのはつまり妻になるというのはわかるが、決心が付いたそばから求婚とは何事だ。
茜は一真の腕を払いのけようとする。
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