せっ、生徒会?

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その日の僕は通学路の桜並木通りを歩き今日はクラブ説明があること思い出しながら、ただぼ~と歩いていた。 「おっはよっ!」 バシっと、いきなり背中を叩かれた。 「っと!!」 ぼ~っとしてただけに、それなりにビックリした。 「春だからって朝からぼけっとしない、背中ががら空きだったよっ!」 なんでこいつは、朝からこんなにテンションが高いんだか。 僕の背中を叩いたのは幼なじみの古島楓。小・中・高と同じ学校で同じクラスのいわゆる“腐れ縁”って奴だね。 「あのなぁ、いきなりなにするんだよっ、ビックリしたじゃないかっ!」 そういうと、彼女は、「なに言ってるのっ、隙だらけだから、喝を入れてあげたのよっ!」 隙だらけって、僕は体に北斗七星の入った世紀末の救世主でも、ある機動武道伝のガン〇ムファイタ-でも無いんだが。 楓の実家は合気道の道場でちなみに楓は合気道二段だ。 だからさっき叩かれた背中が痛いんだけど? 本人は手加減しているつもりのようだけど、それでも彼女のツッコミはいつも強めで痛い。 「まったく、喝を入るにせよお前はもうちょっと手加減しろよっ。」 すると彼女は「え~、してるよ~っ。」っと思った通りの返事を返してくれた。 頼むから自分が自分が思ってるより強いことを自覚してくれ。っと心から願った。 「今日、クラブ説明があるよねっ。湊はどっか入りたいクラブとかないの?」 「別に、無いよクラブとかあんまり興味ないから。」 その時後ろから誰かが僕達を追い越してった。 メイドだった。 とてもかわいいピンク色のメイド服を着た女の子は僕達を追い越してタッタと走り去っていったのだ。
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