聖なる夜の大騒動☆

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吹雪・「レディースアンドジェントルマン!本日は僕の主催した特別クリスマスパーティーにようこそ!今日は皆のためにスペシャルなゲームとプレゼントを用意したよ。存分に楽しんでいってくれ」 アイドルばりに、最後にウインクを放つ吹雪 会場に響く黄色い声と、野太い歓声 女子A・「キャー!!吹雪様ー!」 女子B・「白スーツに赤の蝶ネクタイで決めてるのにギンギラピンクのパーティーのハット被ってるミスマッチな所が素敵ー!!」 男子A・「よっ、待ってました!」 男子B・「早くゲーム始めようぜー!」 男子C・「そうそう。そのために来たんだからさ!」 吹雪・「いやぁ~、まさかこんなに熱烈に喜んでもらえるなんて、ブッキー感動さー!じゃあさっそくゲーム始めちゃおっかなー」 吹雪の言葉に、総立ちの会場 それに気を良くした吹雪は、スラスラと説明を始めた 吹雪・「ではでは、クリスマススペシャルゲームのルール説明をするよ。約一名を除いて、僕の招待状を受け取った皆にはもう分かると思うけど、今から始めるスペシャルゲーム…名付けて“我等がアイドル遊城十代争奪戦~聖夜を共に過ごすのは誰だ!?~”ゲ~ム!」 十代・「……は?」 パッとホールの明かりが消え、暗闇の中、スポットライトに照らし出された吹雪に視線が集まる 吹雪・「ルールは至って簡単。逃げる十代君を捕まえること。参加者は全員鬼、逃げるのは十代君一人」 静まり返る会場 混乱する十代 十代・「は?え?」 吹雪・「ただ捕まえるだけじゃつまんないから、十代君にキスをすればその人の勝ち。もちろんキスは唇にね」 十代・「いや…ちょ…」 吹雪・「制限時間は2時間。逃げきれば十代君の勝ち。でももし、捕まえることが出来た人は…」 吹雪に照準を合わせていたスポットライトは、今度はバシッと十代を照らした 十代・「へ?」 吹雪・「ここにいる十代君とのあまーい聖夜を過ごせる権利が与えられます!」 おぉーっ!!と、テンションの上がった男たちの歓声に、ガラス窓がカタカタと震えた スポットライトにポツンと照らされた十代は、ガタガタ震えていた 恐いのだ 男たちの熱気が さすがの十代もただ事じゃない…というかただ事じゃなくなることを悟ってか、吹雪に異議を申し立てた 十代・「あのさ、俺の意思を聞いてくれる?」 吹雪・「ん~、上目使いで可愛いんだけど却下」
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