…最後に…

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   そして、この小説を最後まで読んでくださった皆さん 本当に、有難うございました 只々、 「膿疱性乾癬=(ノウホウセイカンセン)」 と、いう病気の存在を知ってほしいという一心で、始めた事でしたが…… 確実な『未来』への一歩になった様な気がします。 そして退院から半年がたち、 定期的な通院はしてるものの 一定の病状を保つ事になんとか成功してハルは元気です 二歳の誕生日も無事に迎える事ができ、また私の夢であった大好きなウルトラマンにも会わせることが出来ました。 今は、病気よりも、第一次反抗期の真っ最中で少々難しい彼です。 病状が安定している事もあり、免疫抑制剤の量も減り0・1mmになりました。 薬の量が減った事で抵抗力の抑制が減り、感染症にかかる率も下がり……その為、主治医の先生から保育園に行っても良いとの許可もおりました。 これから、プールにも挑戦するつもりです この病気を背負いながらの挑戦は、きっと難しいけれど まずは色々な事にチャレンジしてみたいと思います。 ――――世の中には…… ハルよりも、もっともっと大変な病気と日々、闘っている人が大勢います。 この事をひとり、ひとりが知っていてくれるだけで 『何かが変わる』と、私は信じています。 近頃のハルの口癖は『きれ~い』です いつもより、少し青い空…… 真っ赤な木の実…… 欠けたお月さま…… 病気と闘ってる彼の目には世の中の全てが「きれ~い」なのだろうなぁ、と思います。 ,
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