家族の亀裂……

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  私達、家族は『病院』の “常連”だったと言えます。 母である私は、産後の肥立ちが悪く、生まれつき体が丈夫ではないうえに喘息持ち。 そして、そんな私の特質を引き継いでしまったのか、長女にも喘息が遺伝してしまいました その為、季節の変わり目などに、よく喘息発作を起こしては呼吸困難になります。 それに加えハルは、皮膚の状態が安定せず、よく風邪をひいては病院通い。 “週一”の通院は当たり前で 酷いときには、二日に一度は病院のドアをくぐっていた位です。 そんな私達に、父親である主人の理解は得られてはいませんでした 『病院へ行けば、“医療費”がかかる』 子供は医療費は、かからないにせよ、『病院までの交通費がかかる』 毎度イヤミを言われては嫌な顔をされました。 自分の調子も良くない中、次から次へと 具合いの悪くなる我が子の看病 それに加え、主人を気にしながらの病院通い 精神的にも肉体的にも私にとっては限界でした。 ,
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