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それではこれから、私が見てきたハルの症状、膿疱性乾癬という病気を少しでも知って頂けたらと思います
症状の初めは、にきびの様な赤い発疹が体のどこかに突如としてパラパラと現れます。
そしてそれは、2・3日で急速に数を増やし、またそれらが接触して合わさる事で拡大し、徐々に大きな赤い発疹の塊へと変化していきます
それにともない赤い発疹のまわりを囲む様に米粒より小さく
針でつついた程度の本当に小さな膿(うみ)の袋が、多数出始めるのです。
その膿疱(ノウホウ)と呼ばれる水疱(膿の袋)は薄くて、非常に破れやすい……
膿疱が出ているハルの皮膚と、
私の体の一部が誤って軽くぶつかっただけでも簡単に割れてしまいます
それ以外にも日常的な簡単な動作
例えば、歩行や少し体を動かすだけでも身体中の膿疱が次々にやぶけてゆきました。
その後、やぶけた後の皮膚は
赤く剥けあがり、まるで火傷のように赤くただれていきました
服が肌につくだけでも激痛を伴うようで、入院中は日中でもあまり動こうともせず
「痛い!!痛い!!」
そう言っては、泣いていました
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