Ⅰ…出会い

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  …♪     …♪… それはとても澄んだ歌声だった はっきりではないが、風に乗り微かに聴こえる… パシャ…    フワ… その時だった 青年は歌声に合わせゆっくりと空に手を伸ばした すると彼の後ろから、真っ白いなにかが見えた 『鳥?…違う、あれは…』 大空に向かって飛び立つようにそれを広げた 「…天使だ」 『はっ』 思わず両手で口を塞ぎ、木陰に身を隠してしまった  
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