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しばらくは下痢と嘔吐を繰り返す日々でした。
それに定期的にやる髄液の採取とMRI検査…。
扉の向こうから聞こえる幼い私の叫び声を聞いては母は涙を流していたそうです。
88年1月7日、私は病院で1歳の誕生日を迎えました。
母としては家で誕生日を祝いたかったそうです。
でも笑顔でスクスクと育ってくれるのが何よりの幸せだったそうです。
そしてやっと退院の日がやってきました。
その日母は姉達を迎えに父親の実家へと向かいました。一番上の姉は素直に喜んだものの真ん中の姉の様子がおかしい…。
母に近寄ろうとしなかったそうです。
母が親戚に私を紹介したのは、ちょうどこの頃。
事情を説明したら皆分かってくれて『ハーフみたいね、可愛い!』と快く私を出迎えてくれました。
その日、退院祝いとして、お寿司が食卓に並びました。
久し振りに家族が揃った楽しい一時でした。
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