エピローグ

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中学生になった時にイジメられなかったのは、私自身が少しずつ変化したからだと思います。 私が〝変化〟するキッカケをくれたのは、今は亡き舞由です。 舞由と友達になり、一緒に行動するようになってから私の顔には自然と笑顔が生まれたし、「学校生活が楽しい!」とも思えるようになりました。 同時に〝別れは突然来る〟という事も、舞由から教わりました。 『一緒に居れる』といった当時の私の考えは、大切な舞由を失った事で『いつかは永遠の別れをしなければならない時が来るんだ』という考えに変わりました。 世界でたった1人しか居ない父親と、大切な大切な舞由を失った事は悲しいですが、これも運命なのかもしれません…。
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