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母さんが仕事に行き
佳は隣で猫と遊んでいやがる
俺はタウンワークを見てバイト探し
もぉ秋だ
そろそろ幸輝さんの誕生日にクリスマスに正月にといろいろ重なってくるため金も必要だからな
頑張って探してますよ
…未経験者歓迎のバイトね…
あっ
はぃ。わかりました。
では明日の五時に伺います
はぃ
ありがとうございました
では失礼します
電話をかけ終わりましたよといわんばかりに俺は佳に抱きついた
佳は何も言わずに頑張ったといって笑った
さっそく履歴書をとりだして書き始める
佳がボールペンをくれた
たしかに…
シャーペンはまずいだろう
我ながら恥ずかしいものだ…
どんどん書いてくうちに俺は手が自然に止まった。佳がのぞき込んだ。
あぁ…
特技趣味の欄
本当ならば何の気なしに書けばいいもののやっぱりひっかかる。
ゆみさぁ、今度中学校行った
ら?そいで部活に顔だしてき
なよ
そっと肩に手を乗せて頭をくっつけてきた。
落ち着きよりも自分の鼓動がうるさすぎてなにも頭に入らない俺がたたずんでいた
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