秋山 浩(アキヤマヒロシ)

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そうこうしている間に時間はドンドンすぎて行った、俺の彼女への想いも募るばかりだった…。 しかし…、彼女に自分の思いを伝える気は無かった。 「こんな俺を好きになんてなる分けない…。」 …とにかく暗い、こんな性格なんです…。 そして、ついに最悪の朗報が耳に入って来た……。 彼女に男が出来た………、しかも同じ会社の彼女の後輩にあたる奴! ショックだった…、彼女の事を考えれば考えるほど胸が苦しくなった、自分の気持ちを伝えてもいないのに、失恋……。 俺はその話しを聞いた日から何も手につかなくなった、もともとやる気のある人間ではなかったが、さらに無くなったそして会社を休んだ、もちろん無断ではない。 「実家のお爺さんが亡くなったので、葬式に出なくてはいけません。」
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