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……眩しい……
……あぁ…朝か……
窓からもれた朝日が眩しい…。
私は眼を擦りながら起き上がった。
「…んぅ…」
隣のベッドを見ると、まるで、私が起きた事に反応した様に、ナハトが少しだけ動いた。けれど、起きる気配はなく、可愛い寝顔でぐっすりと寝ている。
「…こうしてると、ただの子供なんだけどなぁ…」
…まぁ、謎だらけなんだけど…。
…とりあえず、私はベッドから降りて、服を着替えた。
寝ているのを起こすのも悪いしなぁ…
私は、『ちょっと散歩してくるね』とメモを書き残して、少し出掛ける事にした…。
※※※※※※※※※
朝の街は、あまり人が居ない…なんて事はない。
というか…私が起きたのが、きっと遅かったんだろう…。
もうほとんどの店が開いているし、奥さま方も井戸端会議の真っ最中だ。
…私は、適当に歩き、たまに止まって奥さま方の噂とかを聴いてみたりを繰り返した。
…情報収集の為だから、怪しくなんかない…と、思いたい…。
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