帰り道

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「バイク乗ったことある?」 「ないよ...」 「普通そーだよな。危ないから歩いて帰ろうか」 「うん。」 あたしとアキラは歩いて家まで向かった。 「ハルは受験生かぁ。大変だよな。」 「本当イヤだよ。毎日勉強02だし。あたしも早く高校生になりたい。」 「そうなんか。でも中学生も高校生もあまり変わんないぞ。」 「そうなんかな?」 「たぶんね。それに俺いつも学校サボってばっかだし」 「なんで?学校嫌いなの?」 「学校が嫌いっていうか、なんか居場所がないんだよな。センコーには目の敵にされてるし。」 「そうなんだ...あたしは期待されるのがイヤ!!いつもハルは進学校に行くのが当たり前と言われて...あたしそんな完璧な人間じゃないのに」 「頭良くても大変なんだな。俺ら全然真逆だな。」 「そうだね。あ、家に着いた。」 「ここかーでっけぇ家だな」 「そんなことないよ。てか、わざわざありがとネ!!」 「別に大したことじゃねーよ。これから毎日俺が送ってやるよ」 「えっ...いいの?」 「おうよ!」 「ありがとう★じゃぁ今日と同じ時間で」 「おう!」 「じゃぁ、おやすみ♪バイバイ」 「じゃぁ、なっ」 そしてあたし達は別れた。
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