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あまり硬くなっていない性器を口に含み、指先で僕の秘所をなぞる。
小さな不安を払拭し、大胆な欲望を覚醒させる尾崎さん流の愛撫。
舌先でストレートに与えられる快感に、僕のモノは極限まで張りつめていく。
二人だけの閉じられた空間。
汗と体液にまみれ、気が遠くなるほどの快楽に溺れるのに、もう迷いなんてない。
一度先に僕を達かせたあと、尾崎さんは自身を僕の中に埋めた。
繋がった部分がすごく熱い。
まるで何かを吹っ切るかのような、尾崎さんの激しい律動を全身で受け止めて、僕はまた現実を喪失する。
--やがて、短い夢が現実に変わる境目で、僕は尾崎さんが囁く声を聞いた。
「・・・ゴメン和樹、泣かせてばかりで・・・幸せにしてやれなくて、ごめん」
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