フロンティアーズ

7/9
前へ
/758ページ
次へ
  ウィリアムはため息をついた。   「浸食は進んで魔獣は底無し。それなのに俺たちに出来ることなんてせいぜい魔獣の討伐。これじゃあどっちにしろ世界は破滅だぜ」 とウィリアムが諦めた口調で言い放った。 いつもの強気なウィリアムは こんな事は言わない。 今日の彼は少し違ったような気がした。 「ウィリアム、もしかして前回の任務で何かあったのか?」 不思議に思い、アーサが訊ねる。    
/758ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1044人が本棚に入れています
本棚に追加