フロンティアーズ

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  ウィリアムはしばらく黙っていた。       開いた窓から心地よい風が吹き流れた。この季節に合わない気持ちいい風だ。 長い沈黙のあと、 ふとウィリアムが話し始めた。     「前の……」   アーサは真剣な眼差しでウィリアムを見た。   「実は…前の任務で…」   だが次の瞬間、突然の大きな揺れと、爆発音が会話を中断させた。       「な、なんだ?」    
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