過ぎ去った悪夢

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俺は立ち上がり2人に背を向け態と疲れたように背伸びした 「冗談じゃねぇ。誰も頼んでねぇつうの。ほら、けぇるぞ。俺は何にも食ってなくて腹減ってんだっつうの」 2人より一歩先を歩いていると後ろから小さく声が聞こえた… 「銀ちゃんいつもの銀ちゃんに戻ったネ」 「そうみたいですね」 ったく…全部聞こえてるっつうの。 こいつらはこいつらなりに心配しててくれたんだな… 「なァにしてんだ。早くしろー」 「はーい」 2人が俺に走り寄ってくる。 -俺がどんな風に生きるかは、まだ決めていない- -いや、俺は決めないで生きていく- -その時その時を精一杯こいつらと生きていくから- -そう…。俺が生きているという事を、死んだ仲間たちが許してくれるような生き方を- 〈終〉  
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