戦友

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  好きな甘い物を買ったのに気分が晴れない… 公園のベンチに座り目をゆっくりと閉じ、自分を落ち着かせる。 「何神楽が言った事をマジに受けてんですか…俺は…」 本当に俺はあの時何が出来たのだろう…。 あん時はヅラがいて、坂本がいて…高杉がいて…ほかにも多くの仲間がいて…。俺はあいつらを一人でも多く守れていたのだろうか… いや…守ったんじゃない、一人でも多くの仲間に守られていたんだ。 だから、俺は生きている…そう、俺は何も出来ていなかった… …実際守れていなかった…のか… …銀…時 あ…?誰か俺を呼んでる…? …銀時… …誰だよ。俺呼んでるやつは…? 「おい、聞いているのか!?銀時ッ!!」 俺はハッと現実に引き戻されたかのように目が覚めた。目を開けるとウザいくらいの長髪が視界に入る。  
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