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そのうち美術室に先生が入ってきた 「遅れてすまん!ちょっと会議が長引いちまってさ」 そう言って入ってきたのは1年~3年の全クラスの美術を受け持っている、焔蛇雫先生だった 「えーっと。じゃあまず先生の名前だけど~…」 そう言いながら黒板に自分の名前を書いた 「焔蛇雫(ほむらだ しずく)だ。よろしく」 「なんか女みてーな名前だなー」 すかさず義貴がコメントを言う 「よく言われるからもー慣れてるよ」 「じゃー俺、先生のこと『雫ちゃん』って呼ぶ!ねぇ、いいでしょ?」 「他の人にもそう呼ばれてるから別にいいよ」
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