207人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
「やぁぁぁあ…っ!!」
真昼のリビング。
狭いソファの上で。
いつもの様に体を繋いで,先生も僕も何度も果てた。
まだ荒い息のまま先生の中から自分自身を引き抜きながら,僕は物足りなさを覚えた。
身体は,満足すぎる程お互いに求め合った。
ずっと求めてた,"好き"って言葉も聞けた。
だけど,足りない。
先生はまだ,僕だけの物にはなってくれない。
先生の中の"一番"も,きっと僕ではないだろう。
だって…,先生の一番大切なものは,『教職』だから。
_
最初のコメントを投稿しよう!