ひとりはいやだよ

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お日様を探してた 必死に探したお日様は 手が届かないくらいあんなに高くにいたから 必死に羽ばたいてばたついて …でもだめで 泣きそうになりながら懸命に走った でもお日様は背中を見せてて その背中も見えなくなってしまったから わんわん泣いちゃった 泣いてもどうしようもないってわかってたけど我慢できなくて わんわん泣いちゃった 泣きつかれてそれでもお日様探してとぼとぼ歩いていたらね お日様がベロを出しながら後ろから出てきてくれたんだ やっぱりわんわん泣いちゃった 僕の名前はイカロス
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