24人が本棚に入れています
本棚に追加
ここは広い野原
そこには二人の少年と
一人の少女がいた
「明日、発つんでしょ?」
少女の問いかけに
二人の少年は頷く
「なんたって俺達の故郷に、恩返しができるんだぜ♪嬉しくてたまんねぇよ♪」
深い紫色の髪の少年は、飛び跳ねて喜んでいた。
「確かにそうだよね。フィビリア王国唯一の少年隊、レイン軍に入れたんだ。精一杯国に尽くすさ」
金髪の少年は、己の意気込みを話した。
「そっか・・・・・・、寂しくなるね。でも、死んだら許さないから」
そう
フィビリア王国唯一の
少年隊のレイン軍には
ある理由があった
敵国のアメニア国と休戦協定を
僅か数年前に結んだ為
国境の見張りを任された
アメニア国に
不審な動きはないか
それを見る為だと
三人はそう聞いている
最初のコメントを投稿しよう!