始まり

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ここは広い野原 そこには二人の少年と 一人の少女がいた   「明日、発つんでしょ?」   少女の問いかけに 二人の少年は頷く   「なんたって俺達の故郷に、恩返しができるんだぜ♪嬉しくてたまんねぇよ♪」   深い紫色の髪の少年は、飛び跳ねて喜んでいた。   「確かにそうだよね。フィビリア王国唯一の少年隊、レイン軍に入れたんだ。精一杯国に尽くすさ」   金髪の少年は、己の意気込みを話した。   「そっか・・・・・・、寂しくなるね。でも、死んだら許さないから」   そう フィビリア王国唯一の 少年隊のレイン軍には ある理由があった 敵国のアメニア国と休戦協定を 僅か数年前に結んだ為 国境の見張りを任された アメニア国に 不審な動きはないか それを見る為だと 三人はそう聞いている
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