あんな

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その業火は彼女を覆うように円を描いた帯状となり揺らめいた。 彼女の一回のまばたきの後に彼女を取り囲む異形の人間達は業火に焼かれた。 『ひッ!!…なんなのこれ…なんな…』 彼女の嗚咽と同時に彼女を覆う業火の帯は半透明になり、消えた。 そして ×××『君、平気?怪我はない?』 と、背後から声が聞こえた。
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