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翌日、起きてすぐに川へと向かった。
幸い、近所は少ない。人目を気にせず泳げる。そんな人に触れていない川が、雅人に良かったのかもしれない。
昨日の道を進むと、昨日と同じ川の音がした。
朝日が差し込む川が目の前に見えると、昨日と違う何かが見えた。
川に何かがいる。
おもわず立ち止まった雅人に気付いた様に、雅人を見た。
黒い流れるような髪をして、白いワンピースを着て泳いでいた、透き通るような綺麗な女だった。
見つめ合う2人。
川の音だけが2人を包んだ。
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