永い夜が明ける頃

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そう言いながら、両の肩に置かれた先生の手の柔らかさと、温かさは、、今でも覚えていますよ。 「さぁ、、こっからは俺の御役目ってやつだ。 ばぁさん!何かの時にゃ必ず声をかけるから、しばらく隣の部屋にいっててくれねぇか」 先生のお声は、決して大きくも、強くもありませんでしたよ。 でもねぇ、そのお声は本当に心強く感じましたよぉ。 ええ、、本当に。
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