ｸﾗｽの人気者は幽霊!?

俺死んだの？

母「誰とも会ってないの？」

幽『うん、部屋に居た』

起きて身動き取れる様になったのはここ２、３日だ

母「……お腹は？」

幽『お供え物とか皆が寝てから適当に冷蔵庫に有る物とかお菓子食べてた』

貪る様に食べた
それはまるで……
冬眠から目覚めた春の熊の如く

母「まぁ驚いた！」
「食べ物食べれるのね！？」

幽『みたいね』

母「てっきりお父さんやお姉ちゃんが食べてるのかと思ったわ」

幽『俺が食べた』

母「……まさか！？」
「あんたお母さんのプリン食べなかったでしょうね！？」

幽『プリン？』
『食べた様な……』

母「あのプリンは限定100個なのよ！」
「毎日列んでやっと買えたのに！」
「お母さん楽しみにして……ｸﾄﾞｸﾄﾞ」

５分後

母「全くもうっ！」

……どっから出て来るんだ？
昔の事もよく覚えてるな

母「……何の話しだったかしら？」

さっきの事は忘れてるのか……
まぁそっちの方が好都合だから黙ってるか

母「まぁ～……いいわ」
「あんたは部屋で勉強してなさいよ」

勉強、勉強って言うのは本能か！？

母「返事！」

幽『はぁ～い』

母「伸ばさない！」

幽『はい！』

母「よし！」

まるで
イエッサー！
ラジャー！
イエス、ボス！
って言ってるみたいだ