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それからしばらくして、ハッと目が覚めた。
しかしそこには、いつもと違う世界が目の前に広がっていた。
『……なんだここ』
そこは一面草木で覆われた見たこともない場所だ。
『夢……かな?』
翔太は頬をつねってみる。
『いて!』
痛みがある。
『うわぁ……草ボーボーじゃねーか。俺の胸くらいまでありやがる』
もう一度辺りをグルッと見回し、少し歩くことにした。
空を見上げると、どんよりと灰色の雲が空一面を覆っていた。
『気味わる……』
空を見上げ、翔太がボソッと言った。
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