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20XX年12月某日。
激しい目覚まし時計のベルの音と共に青年は目を覚ました。
時刻は6:30。
彼の名前は「坂本翔太」高校三年の18才である。
翔太は寝ボケた顔で布団に入ったままチャンネルを手にし、テレビのスイッチを入れる。
布団に入りながら朝のニュースを見ていると、テーブルの上にラップで包んである朝食を発見した。
それを1~2秒見つめ、布団を身に纏ったままベッドから降り、地面をはうようにテーブルに近づき、朝食を手に取ると、また引き返し地面をはってベッドに戻る。
テレビでは相変わらず戦争のニュースをしていた。朝食の卵焼きを口に運びながら、翔太は
『人ってバカだなぁ……』
と、ため息混じりに吐き捨てた。
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