102人が本棚に入れています
本棚に追加
なんとかギリギリでV3のキックをかわす。
けど衝撃で吹っ飛んだ。
これだけで軽く死ねると言った痛みが、全身を駆け抜ける。
ギリギリまで頑張って……
ギリギリまで踏ん張って……
ヤバいぜ! マズいぜ! ピンチの連続!
こんなとき、ライダーにさえなれれば……
あまりの痛みにもはや地面を転がることもできない。このままじゃダメだ。
「来いッ! ザビーゼクター!」
苦し紛れに呼んでみた。
やっぱり、来ないか……
いや?
来た。
電子音的な羽音と共に、蜂型メカ現れて俺の腕に止まる。
「変身!」
矢車想はシャドウの元隊長である。
ザビーゼクターによって仮面ライダーザビーに変身した彼は人々の平和を蝕むワームと闘うのだ!
「ライダーの力を取り戻したか! なら、次はオレ達に攻撃を当てて見ろ!」
V3とアマゾンの動きから、さっきまであったはずの手加減が消える。
しかし、ライダーとなった俺に、もはや手加減は必要ない!
「キャストオフ!」
ザビーの外装甲が弾け飛び、それを避けるためにアマゾン先輩が飛び上がる。
だが、それを予想していた俺はそのさらに上に跳ぶ。
上空からのキックでアマゾンを地面に叩きつ腕に力を込める。
その時!
変身が解けた。
ザ、ザビーさん!?
(影山が呼んでるんで、サーセンwww)
そりゃ無いぜザビちゃんorz
「逆ダブル……タイフーン!!」
マジで?
最初のコメントを投稿しよう!