第二話

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  なんとかギリギリでV3のキックをかわす。 けど衝撃で吹っ飛んだ。   これだけで軽く死ねると言った痛みが、全身を駆け抜ける。   ギリギリまで頑張って…… ギリギリまで踏ん張って…… ヤバいぜ! マズいぜ! ピンチの連続! こんなとき、ライダーにさえなれれば……   あまりの痛みにもはや地面を転がることもできない。このままじゃダメだ。   「来いッ! ザビーゼクター!」   苦し紛れに呼んでみた。 やっぱり、来ないか…… いや?     来た。     電子音的な羽音と共に、蜂型メカ現れて俺の腕に止まる。   「変身!」   矢車想はシャドウの元隊長である。 ザビーゼクターによって仮面ライダーザビーに変身した彼は人々の平和を蝕むワームと闘うのだ!   「ライダーの力を取り戻したか! なら、次はオレ達に攻撃を当てて見ろ!」   V3とアマゾンの動きから、さっきまであったはずの手加減が消える。 しかし、ライダーとなった俺に、もはや手加減は必要ない!   「キャストオフ!」   ザビーの外装甲が弾け飛び、それを避けるためにアマゾン先輩が飛び上がる。 だが、それを予想していた俺はそのさらに上に跳ぶ。 上空からのキックでアマゾンを地面に叩きつ腕に力を込める。   その時!   変身が解けた。   ザ、ザビーさん!? (影山が呼んでるんで、サーセンwww) そりゃ無いぜザビちゃんorz   「逆ダブル……タイフーン!!」   マジで?  
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