第五話

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  「とぅあ!」   Xライダーにつかまれ海に飛び込む。海なんて久しぶりだ。   結構深いとこまで来た。海底に足をつき、Xライダーと向き合う。   「ライドルホイップ!」   そう言うと、Xライダーはバックルからサーベルのような武器を取り出した。ぶっちゃけ刃物はやめて欲しいが、水中じゃ喋れないぜ!   「ヒッ! フッ! ハッ!」   素速い剣さばきを華麗なバックステップでかわす俺。しかし飛び上がったせいでバランスがとれない。手足をジタバタさせて体勢を整える。   「ライドルスティック!」   腹を突かれて、思わず口と鼻から大きな泡を吹き出す。いかん! 息が! 慌てて水上に上がろうともがく俺の足をXライダーが掴んだ。   「真空地獄車!」   あ・死んだかな?  
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