第二話

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  今日からライダーの先輩方に修行をつけて貰うことになった。俺はまたライダーになれるのだろうか?   アパートの前で光太郎を待つ。約束の時間にはまだ早いが、遅れるよりはましだ。しばらくすると、一台の車がアパートの前に止まる。   「よし、行くか」   光太郎だった。 ライダーなのに車…… しかもかなり派手。   山道を二時間ほど走ると山小屋についた。しかし、まだ誰もいない。話では先輩ライダーがいるはずだが……   荷物をおいて待っていると光太郎の電話がなった。   「何ッ! もしや……ゴルゴムが復活したのかッ!?」   仕事らしい。 行ってしまった。   仕方ないのでそのまま待っていると、一台のバイクが走ってきた。 乗っているのはアフリカの原住民のような姿をした男、まさかこいつが先輩なのか? 男はバイクから降りるとこう言った。   「ぐぐ、オレアマゾン! お前特訓しにきた!!」   あまりにも姿通りの名前に、開いた口がふさがらない。   「アァーーマァーーゾォオオオオーーン!」   そんな俺の前で、アマゾンは突然大声で叫びだし、トカゲのような姿に変身した。   「修行……始める!」   正直不安だ。   「ケケーーッ!」  
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