第二話

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  アマゾン先輩の修行が終わる。 生身というのは、予想以上につらい。何度も死ぬかと思った。   「ありがとうございました。先輩」 「ぐぐ……オレと矢車友達」   俺が礼を言うと、アマゾン先輩は両手で何かの形を作る。友達のしるしらしい。頼もしい友人だ。   「次はオレの番だ!」   和んでいると、突然、崖の上から声をかけられた。   「アマゾン! そいつの腕を縛ってくれ!」   いきなり何を言い出すのだこの人は。   「ケケーーッ!」   アマゾン先輩はすばやくオレの腕を縛ると、ピョンピョンと崖の上に登っていき、先ほどの男と何やら話をしている。   「今からそこに岩を落とす! 左右の動きだけでそれをかわせ!」   何をおっしゃるのだ。   「なんなら蹴り返してもいいぞ」   こっちは生身だぞ。と、つっこむ暇もなく、岩が転がってくる。 しかし、アマゾン先輩の攻撃を生身で避けきったこの俺だ。岩なんぞには当たらんぜ!   「ケケーーッ!」   アマゾン先輩も降ってきた。   岩の隙間をぬって攻撃してくるアマゾン先輩。これは不味い。 左右の動きしかできないうえに腕を縛られているため、バランスが悪い……   こけた。   ものすごい勢いで転がってくる岩。 飛びかかってくるアマゾン先輩。 これなんてリンチ?   ゴロゴロと転がりながら岩を避けていると崖の上の男が何やらポーズをとっているのが見えた。   変身してらっしゃる。   「V3ーっ! マッハ……キイイイイィーック!」   人生\(^o^)/オワタ  
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