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ピピピピッ
早朝からけたたましく鳴る目覚し
鳴り響いてからはや数分
「すかー…」
起こしてもらうはずの人
当小説主人公、烈は今だ夢の中
「すー」
――あれ…
気づくと白い世界にポツンと立っていた
どこ、ここ……ん?
よく見ると烈の前方に人が立っていた
烈はその人が誰なのか分からない…が、何処か懐かしさを感じていた
誰だっけ…?
そんな夢を見てる中もう目覚しは鳴っていない
「…んー」
まぶしい…
烈が重い瞼を開ける頃には…
………?
!!?
「遅刻ーー!!」
慣れたようにパジャマを脱ぐとわずか10秒で制服に着替えた烈はバタバタバタとリビングに駆け下りた
「お母さん、なんで起こしてくれなかったの!」
「お馬鹿。あんたもう高校生でしょう?
私も忙しいのよ。ほら!気合い入れてキャラ弁作っちゃったわよ!(笑」
「あああ、もう!」
呑気な母にため息をつきながら烈は前夜に準備した鞄を確認した
「やばっ時間がないいい」
慌てながら出て行く烈はゲーム等でよくあるような食パン一枚くわえてという格好でリビングを後にした
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