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（あーうー困った…
あたしはこれから普通に友達を作って
さっきの男子について聞く予定だったのに）
烈がそんなこと思っているその時…
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾊﾟﾝﾎﾟｰﾝ
《2年C組 松田 烈さん
2年C組 松田 烈さん
至急、生徒会室に来てください。会長がお呼びです。繰り返します…》
機械音と共に流れた放送
「……………へ」
今、呼ばれた？
驚いた顔で烈は会長って？
と皆に聞こうと顔を向けると、
なんて事でしょうね
「…………」
さっきまで話しかけて居た生徒(女子)の顔が一斉に冷たく見えます
「はぁ」
一方の男子は ため息を付きながら席に付き始める始末
「あれれ？みなさん？」
隣の男子に声をかけようと右手を伸ばしたとき
「会長が読んでますよ。
早く行かなきゃ。」
突然可愛い感じの男の子が笑顔で烈の背中をﾎﾟﾝと押した
「え……あ、はい。」
状況の読めない烈はその笑顔に押されるように教室を後にした
そして烈が教室から出て行く時の
女子の叫びにも気付かず…
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