49人が本棚に入れています
本棚に追加
ブッ倒して何になるんだ?
まったく利益が無いじゃないか。
それに神様なんてもん、信じてねえし。
「いるのよ、オタクで腐れヤローが」
はあ……
人形と話してる時点でミステリーだっていうのに…
なんだよ神様倒すって。
もうこれはファンタジーじゃないな、ホラー・オカルトに分類すべきだ。
人形はどこからか紙芝居を持ち出して劇を始めた。
紙芝居も人形サイズにあわせてるわけで…、小さすぎて見えない。
まあ、簡潔に言うとこういう話だ。
『ある日あるところに、それはたいそう美人なお姫様が居りました。
お姫様は誰にでも美しいと言われていました。
ある日、神様が人間の世界に下りて来たとき、フィギュアに感激してしまいました。
自分もフィギュアをつくりたくなって、世界で一番美人だった姫様を、生けるフィギュアにしてしまいました。』
「と言うわけで、この姫様が私。神様になんとしても呪いを解いてもらわなきゃ」
ううむ。
突っ込みどころが多すぎて、どこから突っ込めばいいかさっぱりだ。
最初のコメントを投稿しよう!