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「なになに…デートのファッション特集ね~。星野カッコつけすぎじゃない。こんなの星野じゃない。」
「そんな事言ってていいの?うさぎちゃん!最後の6ページ目見てよ~」
美奈子ちゃんに言われて、一気に最後のページに飛ぶと……。
「…キス…してる?」
「そうなのよ~!しかも、これ、どー見ても本当にしてるわよね!このモデルさんずる~い!」
ずるいってゆーか……何これ?こんなの聞いてない。
これを撮影してて、学校に来れなかったんだ…。このモデルさんとキスしてて、あたしに連絡なかったんだ…。
しかも、このモデルさんどこかで……
「美奈子ちゃん、この人どこかで見た気がするんだけど。」
「だって同じ学校だもん。一学年上の人よ!」
「それで、見た事あったんだぁ~。」
昼休みになって、久しぶりにスリーライツがやってきた。しかも、休み時間だからか、なぜか、あのモデルが星野の後ろからひょっこりと顔をだした。
先に沈黙を破ったのは美奈子だった。
「あ~!デートファッションの二人組じゃない。」
「なんだよ、もぉ見たのか?さすが愛野は早いよな(笑)」
「当たり前じゃない!さっきうさぎちゃんと、見てたんだから~」
「…おだんごも?」
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