Jealousy

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うさぎは、必死に木に登り始めた。時間はかかったが、なんとか猫のとこまでたどり着き、抱きしめる。 「もぉ、大丈夫だよ。泣かないで。」 猫を安心させるように、抱きしめ、優しい詞をかけ、頭を撫でる。……そんな事もつかの間。登ったはいいが、猫と一緒で下りられなくなってしまった。 「えぇ!?どうしよう?下りられない…(汗)」 「あ、ミルク~!こんなとこにいた!お姉ちゃん!ありがとう。それ、僕の猫なんだ。」 「そうなの?じゃあ、上から下ろすからキャッチしてあげてね!」 そして、うさぎは、猫を抱いている腕を、上から飼い主の少年のもとへと離した。少年は上手に受け止める。 「ありがとう、!お姉ちゃんは…」 「あ、あたしは大丈夫よ~景色を眺めてるだけだから~あはは。」 「じゃあ、僕帰るね。ありがとう~。」 さてと、どうやって下りようか…?今日は絶対厄日だわ…。 「え~ん!誰か助けてよぉ~」 「お、おだんご!?何してんだ?(汗)」 「せ、星野っ……には関係ないでしょ…。」 さっきの事をまた思い出す。今は星野の顔が見れない。
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