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木漏れ日の中で…
12月になると雪が降った。
楽しく過ごしているのに夢を見ない日が続いた。
靴の先が冷たくて、ちょっと寂しい帰り道に駅のホームではるかに合った。
彼女は爪先をトントンとしていて、僕には気づいてない様子。
白いマフラーが印象的だった。
電車がホームに少し残った雪を散らしたとき、
彼女は僕に気がついた。
同じ車両の離れた席に座り、互いに目を合わせていた。
彼女が下を向いたとき、僕も少し眠くなった。
暖かい車両にふわふわと揺られていた。
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