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「正義ー🎵なにしてるんですか?」
珍しくもらったオフだっていうのに、一番うざい奴が近寄ってきた。
「なんだっていいだろ。あっちいけよ咲夜」
「えー…、いいじゃないですか。」
「俺は今本読んでんだ。邪魔するな💢」
傍でイジイジとしゃがみながらカーペットに「の」の字を書く咲夜。…本当にうざい。同じバンドで一緒に動いてるときもくっつきたがるし。おかげで変なファンが増えるくらいだ。
「…」
ちらりと咲夜のほうに視線をむけると、まだいじけている。(声かけたらかけたでまたうざいんだろうな…)
そう思いつつも声をかけた。
「…そこでいじけるなよ」
「…正義……。やっぱ正義は優しい~☆」
そういい終わらないうちにがばっ、と抱きついてきた。いわんこっちゃない…。これだから変な噂になるんだ、俺はまともなのに。
アイツが男色なだけで…💧
「離れろ!キモイ!!」
「照れてるんですかぁ?可愛いですね☆」
「ちがう!!!!」
力を込めて言い放ち一発蹴を入れて沈める。
本当に双子かと自分で不思議に思うくらい似ない咲夜に、これからも付きまとわれるんだろうな…。
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