序章

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途中の帰り道で、 パトカーやら救急車が   デパートの方へ向かっていた   僕は少し胸騒ぎがしたが 特に気には止めなかった   僕は自宅のあるマンションへ付いた   三階の一番奥の扉を開けて入った   家には誰にもいなかった   僕は、心の中で (あれ、誰もいないのに何で鍵が…)   胸騒ぎが激しくなった。   家は特に荒らされた形跡はなく   いつもどおりの部屋であった   それから、しばらくして テレビをつけた   日課のニュースを見るためである   現在18時05分   まだ誰も帰ってこない   しかし、そこで思いもしない   ニュースが僕の目に飛び込んできた   デパートで親子二名殺害   犯人はなおも逃走中と   (まさか…)と思って 僕は、母の携帯に電話をしようとしたが、何回かけても【不在】   僕は、焦った。   そこで、僕は見てしまった…   被害者の名前… それは紛れもなく 母の名前と弟の名前であった   僕は、あまりのショックで全身が硬直してしまった。  数時間後…   【がちゃ、ぱたん】 誰かが家に入ってきた   僕は、気が付いた。 そして、襖に隠れた   時間はいつのまにか 11時39分…   誰かが入ってきたのは分かるが、なぜか電気を付けないし、言葉を出さない   僕は、息を殺して隠れていた。   数分すると、【ドサッ】っと音がした   (何だろう…)   気になったが怖くて見に行けなかった   数時間たった… もうそろそろ大丈夫かなっと僕は襖を開けてリビングに向かった   僕は、リビングの電気をつけた。   刃【ぇ…】   思わず声に出してしまった。   刃【と…とおさ…ん?】   リビングには 血まみれの父が倒れていた   もう僕には、何が何やら 分からなくなった   思考回路が壊れそうなくらい ショック死しそうなくらい  パニックった…   躍起になって泣いた、叫んだ。 しかし、またおかしいことが僕を襲った   隣近所の人が来てもいいはずなのに誰も来ない   そして、突然電気が消えた  (ぇ…)   するとこっちに音が近づいてくる気がした   【スーッスーッ】 空気を切るような音…   すると窓の方に物陰が見えた   僕は怖くなった   急いで家中の鍵を閉めた   布団を覆って隠れた。   その後、窓ガラスが割れる音がした   僕は震えた…   するといきなり何も 音が聞こえなくなり 目の前が真っ白になった
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