序章

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【ポチャーン】 水が落ちるような音   僕は目を開けると見たこともない場所にいた   刃【ここは…?】   刃の視界に映るのは 一面真っ白の景色   ?【ここは、神界だ】   (は…?神界?じゃこいつは神なの?そうか…僕は死んだのか…)と刃は考えてた   ?【私は神ではあるが、そこまで偉くなどない。そして、お前は死んでいない。ただ、今は精神体をこの世界に連れてきたのだ】   (ぇ…?なんで考えてたことが分かったんだ…精神体?あーダメだ意味が分かんない)   神【考えてることぐらい分かるさ】   (…)僕は言葉を失った。   神【とにかくお前は、私に選ばれたのだ】   (選ばれた…?)   神【今、お前たちの世界があるものに襲われている】   (襲われている?まさか…)  神【そのまさかだ。お前の家族はそいつらに殺されてた。お前だっていつ殺されてもおかしくない】   (…)   神【だから、私がお前に力を捧げよう。サイキッカーの力を…】   (サイキッカー?なんだそれ…)   自分を神というやつが手を翳すと虹色の光が僕を包んだ   何も変わった感じはしなかった…   神【何かをイメージをして力を入れるのだ】   (なにか…?) とりあえず僕は、水をイメージして力を込めた。   すると… 【スゥー】僕の目の前に 水の塊ができた。   刃【わっ!】本人が一番驚いていた   神【それがサイキッカーの能力だ。イメージして力を込めるだけで大抵の物を具現化したりできるのだ。】   刃【サイキッカー…能力…イメージ…力…込…具現化…】   神【それではお別れだ。またいつか…フフ】神は笑っていた。   僕は意識が消え行く中その言葉だけを忘れぬように 何度も呟いた。   一体この神と名乗るやつの正体はなんなのだろうか…  それは後に明らかになる。
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