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「ふぃ~もうこんな時間かよ…」
只今、午後9時
いつも下校はこの時間
俺は毎日の様に色んな部活の助っ人をしている
今日はバスケにサッカー、バレーに卓球…
毎日こんなにやってたら、身体が持たないぜ…;;
おまけに今日は体育のバスケで腕を捻った…
いてぇ…
まぁ、怪我はしたが今日もいつもと変わらぬ日常だった
明日もこれからもずっと、こうなんだろうな…
などと黄昏ながら、学校から帰ってる
「それにしても今日はやけに車の通りが少ないな…」
いつもなら、車だの自転車だの沢山通ってる大きな道なのにな
と思っていたら、風が急に止まった…
何やら嫌な気配がした
「…さっさと帰るか…」
と口に出した瞬間、上から黒ずくめの人がふってきて刃物を振り下ろした
俺は持ち前の運動神経でとっさにそれをかわした
かわしたつもりだったが、かわすのが遅かったのか、肩に少しだけ切傷がついた
「―っつ…!!!なんなんだよお前っ!!!」
「………」
黒づくめの野郎は無言でジリジリと俺に近づいてくる
こいつぜってぇやばいっ…
思った俺はとっさに野郎がいるのとは反対方向に逃げた
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