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注意:昔なので愛羅の台詞は平仮名になります。
虐待シーンまみれです。嫌な方は見ないで下さい…
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─バシッ!
「きゃうっ」
──この馬鹿!何度言ったら分かるの!
「ごめん…ッ!ごめんなさい!」
──謝って済むなら警察なんか要らないわよ!
このこのこのっ!!
「あ゛ぅっ!」
いいの いいの いいの
痛くない 痛くない
こんなの痛くない
痛くないから
大丈夫
大丈夫だよ──…
──今日からそこで寝な!もう部屋に来るな!
私、愛羅は小さな小屋に入れられた。
倉庫みたいなものだ。
いいの いいの いいの。
大丈夫 平気!
平気だもん……
3つの夜を過ごした。
ガラガラ
「!」
倉庫の扉が開いて
光が差し込む。
「愛羅ぁ…!!」
「お姉ちゃんっ!」
私達は抱き合った。
そう これがあるから
私はできる 耐えられる──…!
「ごめんね、愛羅…大丈夫?」
「大体が暴力…殴ったりだから平気っ!」
「そっか なら良かった…!また、お願いできる?」
「勿論!」
私達は双子
親は離婚してお父さんに引き取られて
再婚した。
お母さんはたくさん暴力をふってくるの
平気 平気
お姉ちゃんが無事なら大丈夫だもん。
お姉ちゃんは彼氏と住んでるみたい
お父さんに内緒
未成年だけど風俗とか…よく分からないけど人には言えない もうかる仕事をしてる事も内緒。
でもバレルときが ある。
双子だったって言うのは分からないみたいだから
私がお姉ちゃんの身代わりになるの。
怒らるのは私
殴られるのは私
罰を受けるのは私
いいの 平気。
お姉ちゃんが無事ならば──…
「じゃ。そろそろ行くね」
「うん、またねお姉ちゃん…」
扉は閉められた。
それから数時間ぐらいだったかな。
ガラガラ!
扉…開けたのは お母さんだった。
「アンタね!いい加減になさい!風俗とかに働いてるそうじゃない!」
──バレたのね…
お姉ちゃん…愛羅頑張って耐えるから
また抱きしめてよね
覚悟を決めて私は喋る
「働いて悪い?」
私はお母さんに倉庫から引っ張りだされた
大丈夫 大丈夫
いつもいつも 耐えれたから
お姉ちゃんが幸せなら
大 丈 夫 だ か ら …
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