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「ひッ……!」
私はお姉ちゃんの顔を見た瞬間。
血の気が引いたというか
全身の傷が痛みだしたというか
兎に角色んな…!言葉に表せないくらいの何か!
心臓がバクバク 大きな音を立てていた。
「愛羅…ふふ、愛羅…♪」
お姉ちゃんは私の方に近寄って来た。
「愛羅に近寄るな…!この野郎ッ…」
脅える私の前に
呉邉が立った。
「アッハハ!守って楽しいのっ?偽善者ぶんじゃないわよぉ…?」
「五月蝿い…」
「でももうアンタはボロボロよ─…?何ができるのかなあ?」
私に 私に力があれば…!
私は足はまだ動かせなくて脅えるしかできなかった。
「くれ──」
私が呉邉の名前を呼ぼうとした時だ。
どっ
「かはぁ…っ!」
お姉ちゃんの蹴りが呉邉の腹に綺麗に当たって
呉邉は血を吐き倒れた。
「……っく。」
「ん~?まだやるぅ…?この脳なしのクズが」
お姉ちゃんは しゃがんで
倒れた呉邉の髪を持ち 上に引っ張った
「まあ…どのみち死んでもらわなきゃ行けないのよね♪
今日彼氏とデートあるからさあ…早く終らしたいのよ。
──じゃあね♪」
お姉ちゃんは髪を持っていた手を離した。
そして蹴りや 殴りを始めた。
呉邉は抵抗できず ただ攻撃を受けて「…ぐっ」ぐらいしか言えなかった。
呉邉は10分も立たない内に
死んだ。
確信は何故かできた
よく分からない
でも 嫌だけど
死んでるって
認めたくないけど
死んでるって
夢で合って欲しいけど
死んでる───
「あーもう、お気に入りの服がクズの血でビショビショじゃない…今日はデートをドタキャンしよぉっと。」
メールを打っているのだろうか
お姉ちゃんは携帯をいぢってから
私の方を向き 笑顔になって
「久々にさ──愛羅の泣き顔や悲鳴…見たいな♪」
「……へ…」
「こうしたらどう言うかなぁ?」
予めこうする予定だったかの用に
ポケットからスプーンを取り出し
呉邉の死体の目をえぐり始めた。
「ッ……」
私は怖くて怖くて言葉も出せず
声にならない叫びしか出来なかった。
お姉ちゃんは、くりっとスプーンを何度か動かして
目を取った。
その目を私の顔に近づけた
「……や…」
「ふぅん?何も言わないの…つまんない」
お姉ちゃんは、もう片方の目を
スプーンでいぢり始めた。
「や、めて…!」
私は震えながらも声を出した。
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