現実

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30分後 看守の声がした。「ゲートを開け! 一列に並んで進め」 そう言うと 外に出た。 ビリーについて行くと そこには黒人が三人立っていた。その中の一人がビリーに話しかけてきた。「よ~兄弟調子どうだ?」 なれた挨拶を交わすとマイケルの方を見た。 ビリーはマイケルに紹介した。 「こいつはドックだ、調達屋だから何かあったら頼めよ」 ドックは薬を調達するからその名がついたらしい。マイケルはあいさつをしてその場を離れた。 そこでやっと電話をかけることが出来た。 「pull~pull~pull~」 マイケルは何度もかけたが一度も出ることはなかった。
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