雨宿り

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街の灯りに照らされて 君の頬が明らむよ 吐く息の白さに驚いて 「ほらね」と笑う君が好き 木枯らしに舞う埃の臭い もうすぐ雨が降るね 傘はいらないから やむまで待とうよ 慌てない君が好き だけど 「心配させたくないから」 一人で悩んで考え込む 君は嫌い だけど (気づかなかった) 僕が一番嫌い
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