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母さんは顔を手で隠したまま、俺らの話を聞いていた。ヤバい。泣かしたのかな!?俺と理沙は二人で顔を見合わせる。その時
「じゃぁ、ひろ君と理沙ちゃん。仲良くしてくれる?」
えっ?マジで?また理沙と顔を見合わせた。
理沙はスゲーイヤそうな顔で俺を見る。俺もイヤそうな顔をしかえした。だが、そうは言ってらんない。目で合図をした。
「で、出来るだけ仲良くするよ。」
「私も、出来るだけガマンする。」
ガマンってなんだよ。ホント、マジでムカつく女だ。顔はタイプだから余計ムカつく。
「良かったぁ。私、雅史さんと結婚していいかしら?うふふ。良かったわぁ。これから家族5人で仲良くしていきましょう」
母さんは嬉しそうに言った。
こうして、俺のあり得ねー女との共同生活が始まってしまうことになったのだ。マジあり得ねぇから……。
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