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10分ほど車で走ると、待ち合わせの店に着いた。母は緊張していたため、俺まで緊張が伝染してくる。
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
店員が聞いてきた。母は
「待ち合わせをしてまして。相沢さんという方なんですが。」
「あっ、はい。相沢様ですね。こちらの席になります。どうぞ」
店員に案内される。やべぇ。マジで緊張してきた!
「こちらになります」
店員に案内された場所には、背の高い男の人と女の子が二人座っていた。
「千春さん。」
男の人は立ち上がり、こっちにきた。
「君が大樹君かぁ。初めまして。ここじゃなんだから、座ろうじゃないか」
男の人は優しく喋りかける。そして母さんと俺が席に座ろうとしたとき、女の子と目があった。
あれ?俺はビックリした。母さんの再婚相手の娘さんは、俺の思い出の女の子にそっくりだった。
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